オフグリッドトレーラーハウス製作記その②
545W単結晶ソーラーパネルを載せる
オフグリッドというからには、少なくともソーラーパネルは設置する必要があります。
今回選定しましたのはLVYUAN(リョクエン)545Wソーラーパネルです。
1枚あたり1日の発電量は2180Whという巨大なパネルで、こちらを合計5枚コンテナの屋根に載せていきます。
フレキシブルパネルや薄型ソーラーパネルもある中で、なぜ単結晶パネルなのか?という点ですが、発電効率が最も良い、高耐久高寿命である、保証期間が長くソーラー発電所では単結晶一択で採用されている信頼性を重視しました。
蓄電池とインバーターに関しても、リョクエン製を使用しておりますので、これはまたの機会にご紹介させていただきます。
大きなソーラーパネルを引き上げる様子
ソーラーパネル自体の重さが28.3㎏ありますので、そうやすやすとは引き上げられません。
ソーラーパネル背面の取付用の穴にロープを固定して二人掛かりで吊り上げていきます。
横幅はコンテナが2438mmに対して、パネルが2278mmと絶妙なサイズ感で、結果的に縦横共に驚異のシンデレラフィットに繋がっていきます。
まずは1枚載せてバランスとステーの位置を考えます。
海上コンテナのコーナーキャスティングにラッシングベルトで命綱を張って、恐る恐る屋根に上がりました。
初めて上がった時は、高さで足が震えだして自分で出来るのかな?と弱気になりましたが、何度か屋根に上がっているうちに自然と余裕が生まれてきて、人間という生き物の対応能力を伺い知ることができた瞬間でした。
四隅のフレームは30t以上のコンテナ9段積み(300t近く)に耐えうる強度ですので、かなり頑丈ですが屋根自体は歩くとペコペコするほどの板厚で、2~3mmほどの鉄板となっています。
4枚目のソーラーパネルまで載せる
薄い鉄板屋根に穴を開けると雨漏りの原因になりそうでしたので、ソーラーパネルの取付方法は、両サイドのフレーム部にステーで固定プラス、パネル1枚につき中央4か所にゴム脚を取り付けて高さを一定に取るという方法を選択しました。
海上コンテナの屋根は波板状になっており、ポン載せでは配線の隙間もなく、パネル自体の高さもいびつになってしまいますので、現場合わせでゴム脚の高さ調節を行い、パネルが一定の高さになるよう揃えてから、ステンレスアングルで固定していきます。
ステーで固定する前に電圧の確認
5枚目を載せると、身動きするスペースがなくなりますので、4枚目を乗せた時点で電圧のチェックを行います。
正直パネルにも記載がなかったので、テスターでチェックするまで、どちらがプラスかマイナスか分からなかったのですが、何となくプラスの線を短くしたかったので、結果的に予想通りプラス線が引き込み口に近くになっていて安心しました。
最初から測っとけよという話です。
ソーラーパネル電圧チェック
11月下旬の午後4時前です。下記の表から定格電圧40.9V、最大解放電圧49.6Vとあります。
4枚直列配線で185.3Vと表示されていますので、1枚当たりの電圧が46.3Vほど出ていることになります。
計測するのを忘れていましたが、おそらく日光の強さや角度が変動しても電圧は一定で、電流(アンペア)が変動するという仕組みなのだという結果が推測できます。
電圧と電流の双方が、日照条件によって変動すると思いこんでいたのですが、どうやらそうではないようです。
次回は5枚目のパネルの取付と固定方法の紹介をしていきたいと思います。
次回に続く
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