オフグリッドトレーラーハウス製作記その⑬

ロフトに寝具を設置
マットレスはgokuminという寝具メーカーのプレミアムグランマットレスという製品を導入しました。
ロフトサイズは横幅2160mm縦1950mmになりまます。
シングルベッドマット(横幅970mm×縦幅1950mm)を二枚設置して隙間マットレスをフルフラットになるように設置してワイドキングサイズ以上のベッドになりました。
高さはなんとか座れました。

快適

実際に冷え込んだ日もオイルヒーターをつけていれば住宅と全く変わらず、快適に過ごすことが出来ます。
頭側にはダクトレールにコンセントが付いていますので、USB充電も枕もとで行うことが出来ます。
ロールカーテンを設置

黒枠のロールカーテンを設置しました。ペアガラスとロールカーテンの3重断熱で高断熱ハウス化し省エネし夏季の完全オフグリッドを目指します。
反対側の窓

同様に反対側の窓もロールカーテンを設置しました。ただキッチンですので汚れそうなので調理するときは空けたままで調理した方がよさそうです。
キッチンの扉と冷蔵冷凍庫の扉に移動中に勝手に開かないように開閉ロックを取り付けました。
30Aコンセント設置

アメリカのRV車用コンセント形状です。ブレーカー1体式でアリエクで4200円でした。
配線も30A用の太い線を使用しています。
負荷をかけてみましたが20Aより1.5倍容量にはなるのですが、強めに負荷をかけると30Aのブレーカーでもやはり落ちます。
AC充電だけでもハイブリッドインバーター側で40Aまで引ける設定があるのですが当然そこまで引くと落ちるので、室内側の使用割合を見定めながら低めに設定していこうと思います。
どこかへ出かける際に満充電にしておきたい場合や急速充電したい場合は、設定を変更して設備側の電源容量いっぱいまで引くことが出来ます。
200V対応のもうワンランク上のハイブリッドインバーターであればEV用の急速充電器から充電できるので、大きな電池詰んでEV用の充電し放題カードで充電すればソーラーパネル無しでも完全オフグリッドが実現出来そうです。
100VでもEV利用者向けに午前1時~5時までの使い放題プランというものが電力会社から用意されており、実際にこれで50Aのコンセントを設置してその時間だけ充電に回すなど、電力業者の意図とは違うかもしれませんが、使い方次第ではソーラーパネル無しでも電気代がほぼかからない生活が出来そうです。
その他にはV2HなどEV車と相互連携すればEV車を動く蓄電池として利用したりと可能性は広がります。
ただV2Hに関しては投資する費用対効果が見合うものかと言われれば、中古の日産リーフ60kWhなどを安く買って運用したら、すぐに回収できるかもしれませんが、やってないのでどの程度の効果があるのかは未知数です。
今まで電力消費グラフを毎日見てきましたが、大雪が降って4日間雪が解けなかったときは丸4日間発電がありませんでした。
雨の日は一日の総量で2~3kWhほどしか発電しませんし、晴れた日は12kWh以上発電します。
電気が足りない日は商用電力買ってるし、天気のいい日は発電した電気を捨てています。
タイマーも付けました

85V~265V対応の30Aウィークリータイマーを設置しました。分電盤一番右
アリエクで860円でした。
これをAC入力ブレーカーの前に付けて、いまのところ日照時間中はオフになるよう設定して運用しています。
ハイブリッドインバーターのその後

ハイブリッドインバーターと蓄電池は非常に高性能で不具合なく安定して運用できています。
ただ完全オフグリッドには、まだまだ大きな障壁があります。
今まで作ってみて色々検証してみた結果、オフグリッド環境で、普通に住宅のように生活するためには、蓄電池は20kWh以上が望ましい。
キャンピングカーやトラベルトレーラーのような使い方をする場合は、EV充電器を利用できると良い。
定置利用や移動がほぼない場合は、V2HかEV向けの深夜充電し放題プランが良い。
こちらのコンテナハウスも同じ蓄電池を並列で4つまで繋げることが出来るので40kWhまで増設することが出来ます。
ただそこまで何が何でもオフグリッドしたいわけではなく、10.24kWh蓄電池1つで46万円、90㎏ありますので増設するかも悩ましい所です。そもそも電源有るので今のところ必要性を感じていないというのが現状です。しかし増設する場合でも置いて繋ぐだけなので拡張性があるというだけでも安心感はあります。
実際には現在の10.24kWh蓄電池はバッテリーの劣化を防止するために、放電下限値20%充電上限値85%の設定をしていますので、実質6.5kWhの容量で運用してます。
次回予告

薄々というか、なんとなくというか、絶対にというか完成が近づくにつれ感づいていたことではあったのですが、ラフタークレーン呼んで正式に重量を計測したらトレーラーの積載重量(2700㎏)をオーバーしていました。設計段階で細かい重量を算定することが困難なため希望的観測(積載重量内で収まればいいなぁ)で着工しましたが、その希望的観測が甘すぎた現実に直面しました。残念ながらオフグリッドトレーラーハウス計画はここで終了です。くわしくは次回又は次々回で。
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